ツーリング写真を見ていたら、懐かしい写真が出てきました。
これは2005年の夏。
私が東京に単身赴任していた時の話です。
以前から、地図で山梨県に長いトンネルを見つけておりました。
「いつか、通ってみたい」そう思っていたのですが、東京から山梨のトンネルまでは遠く、方向も不便なので行く機会がありませんでした。
ある時、富士五湖のひとつである本栖湖にキャンプに行く話があり「これはチャンス到来!」とばかりに、少し回り道をしてこのトンネルを目指しました。
でも、出発時には降っていなかった雨が降り出し、どんどんひどくなっていきます。
「雨を避けたい」と思い始めた頃、このトンネルの入り口にたどりつきました。
全長6626m!
通常は排ガスまみれになるトンネルは避けたいのですが、今回ばかりは雨宿りの気分でトンネルを抜ける事ができました。
ところが、トンネルを抜けても雨はもっとひどくなるばかり。
ヘルメットからも雨が侵入にしてきて、とうとう本格的に雨宿りをしました。
そこは田舎のバス停で、名前は「雷」。
土砂降りの雨の中、「雷」のバス停での雨宿りは落ち着きませんでした。
その後、暗くなり始めたキャンプ場にやっとの思いで到着すると、友人たちがびしょ濡れのまま食事を用意してくれてました。
でも、次の日雨は上がり富士山も顔をのぞかせていました。
この長いトンネルに向かった旅は「びしょ濡れになった」思い出しか残っていませんでしたが、写真があればこうやって思い返す事ができますね。
写真は当時乗っていたTMAXにキャンプ道具を乗せているものです。
重いキャンプ用品ですが、スクーターだとシートの下に濡れてはいけないシェラフや着替えなどを入れられるので便利でした。
懐かしい思い出です。
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