事故で壊れたGIVIパニアケースから中国製57Lケースへ乗り換え|取り付け位置調整の試行錯誤レポート

バイクのパニアケースは、一度使い始めるともう手放せないアイテムです。

ヘルメットを安全に保管でき、雨でも荷物が濡れず、盗難の心配もない、そんな便利さを日々実感していました。

しかし、事故でヒンジ部分が割れてしまい、愛用していたGIVI 42Lパニアケースが使えなくなってしまいました。

そこで今回、新しいパニアケースを購入することになりました。

ただし、事故といっても全額が保証されるわけではないので、できるだけ安く済ませたいところです。

この記事では、GIVI B42Nから中国製57Lパニアケースへ乗り換えた経緯、両者の比較、そして取り付け位置調整のための穴あけ加工まで、実際の体験を詳しくレポートします。

目次

1. パニアケース購入の背景と選択基準

なぜ新しいパニアケースが必要だったのか

事故で壊れてしまったパニアケースの代わりに、新しいものを探すことになりました。

以前使っていたのはGIVI モノロック 42L ANTARCTICA B42N。

真四角な形が気に入っていて、通勤用のクロスカブ110に取り付けて便利に利用させてもらっていました。

革製のバッグが折り曲がらずにすっぽり入れられるという点が、一番大きな選択のポイントでした。

トリッカーがなくなって困ったこと

それから、トリッカーがなくなった今、近所の山に登山に行くときにはクロスカブで行くことになるのですが、いつも気になるのはヘルメットをヘルメットホルダーにかけるだけという不安な状態がありました。

  • 盗難されたらどうしよう
  • 雨が降って内側に水が染みてくる
  • 砂埃がついて内側が汚れる

そんなことがないように、パニアケースの中にしっかり保管しておきたいと思ったわけです。

私なりの選択基準

あれこれと商品を吟味して、自分なりの選択基準を設けました。

  1. 容量:42リットルと同等以上、少し大きめ(50〜60L)
  2. 価格:事故の保証額を考慮してできるだけ安く
  3. 高さ:少し高さがあったほうがいい
  4. :それほど広くないほうがいい
  5. 前後方向:前のケースと同等もしくは若干大きい程度
  6. 形状:四角いデザイン(荷物が効率よく入る)

かなりの数の類似商品を見て探して寸法を測って吟味してきました。

そして最終的に選んだのが、今回購入した中国製の57リットル パニアケースです。

2. GIVI B42N vs 中国製57Lケース:スペック比較

まずは、スペックを比較してみましょう。

項目GIVI B42N中国製57Lケース
容量42L57L
サイズ(外寸)約W430×D360×H350mm約W450×D400×H380mm
重量約5.6kg約5.0kg(推定)
素材PP樹脂PP樹脂
内張りなしあり
積載重量3kg(推奨)3kg(推定)
価格約24,000円約10,000〜13,000円
取り付けシステムモノロック(ベース別売)専用ベースプレート付属
デザインシルバーパネル、四角無骨な四角デザイン
ヒンジプラスチック金属補強
ロック機構GIVIロックシステム汎用ロック

3. 実物を並べて比較:サイズ・デザイン・質感

開梱して並べてみた

ちょっと大きいかなぁと思いつつ、配送された段ボール箱を引き取ってきました。

中から取り出して、以前のケースと並べたのがこちらです。

右側が今まで使っていたGIVIのパニアケース。

ヒンジの部分が割れていて、このままでは使えない状態になってしまいました。

左側が今回購入した中国製パニアケースです。

右が42リットル、左が57リットル

そんなに違うようには見えませんね。

サイズ感の比較

  • 高さ:左の中国製ケースの方が若干高い
  • :ほぼ変わりない
  • 前後方向の厚み:GIVIの方が長い

上から見ると、前後方向の厚みが以前使っていたGIVIのパニアケースの方が長いです。

そして幅はほぼ変わりないと言って良いのではないでしょうか。

積み重ねて比べてみましたが、高さの違いは意外と少なく、実用上は問題ないレベルでした。

デザインの印象

GIVI B42Nは、シルバーパネルが入った洗練されたデザイン。

ヨーロッパメーカーらしい品のある仕上がりです。

中国製57Lケースは、四角くて無骨なイメージ。

アドベンチャーバイク風のワイルドなデザインで、これはこれで悪くありません。

個人的には、クロスカブのような実用的なバイクには、このくらい無骨な方が似合うんじゃないかと思います。

4. 中国製ケースの意外な高評価ポイント

正直なところ、中国製ということで品質に不安がありました。

しかし、実物を見て触ってみると、予想以上にしっかりした作りで驚きました。

高評価ポイント①:内張りがついている!

今回のパニアケース、なんと内張りがついているんです

今までのGIVIのパニアケースは、内張りも何もなかったので、走行中に中のものが飛び跳ねてカチャカチャ音がすることがありました。

しかし、今回のケースは内張りがあるので、そういう音はなさそうです。

意外としっかりした内張りが付いていて、荷物の保護にも役立ちそうです。

高評価ポイント②:樹脂の質感が良い

安っぽいプラスチック感を予想していましたが、実際にはマットな質感で、触り心地も悪くありません。

GIVIのような高級感はありませんが、実用上は十分なレベルです。

高評価ポイント③:専用ベースプレート付属

今回の中国製ケースには専用ベースプレートが付属していました。

ただし、このベースプレートの取り付けには工夫が必要でした(後述)。

高評価ポイント④:軽量

GIVIのB42Nが約5.6kgに対し、中国製57Lケースは体感でやや軽い印象。

容量が15L大きいのに軽いというのは、日常使いでは大きなメリットです。

持ち歩くことはほとんど無いので、問題ありませんが。。

5. ベースプレート取り付けの試行錯誤

最大の難関:ベースプレート問題

今回1番問題だったのがベースプレートの取付けです。

GIVIのケースであれば、今取り付けているベースプレートの上にちょっとケースを載せるだけで済むのですが、今回はベースプレートを取り替えなくてはいけません。

さらに今回購入した中国製のケースは、ケース専用のベースプレートが付いていました。

取り付け方法の検討

そんなわけで、どのくらいの前後位置にこのケースをつけるかによって、クロスカブのキャリアにどう取り付けるかっていうのが決まってきます。

クロスカブのキャリアは鉄製でできています。

今回の中国製のパニアケースのベースプレートも、GIVIと同じようにボルトを差し込んで反対側金具でキャリアと噛ませるような仕組みになっていますので、基本的には付け方は一緒です。

しっかり固定したい!

ところが、しっかり取り付けたい私なので、キャリアに穴を開けてベースプレートとボルトで締めようと考えました。

GIVIのモノロックシステムは、キャリアに引っ掛けるだけでも使えますが、長期使用や悪路走行を考えると、ボルト固定の方が安心です。

6. 取り付け位置調整と穴あけ加工

1回目:前すぎて窮屈!

最初に穴を開けた位置では、ベースプレートとキャリアを4本のボルトで締めて組みつけるものでした。

キャリアに穴が開いている箇所が、今回開けた穴です。

この状態で取り付けてみましたが、あまりにもパニアケースがシートに近くて乗車姿勢が窮屈に感じました。

[写真挿入位置:1回目の取り付け位置の写真]

座ったときに、背中がケースに当たりそうで、これでは長時間の運転は厳しいです。

2回目:後ろすぎて不安定?

そこで今度はベースプレートを少し後ろに下げようと思いましたが、良い位置に取り付けられる場所がなかったので、先程の位置よりも10センチ位後方にベースプレートを取り付けることになってしまいました。

取り付けをした後走ってみましたが、後ろにボックスが付いていると感じさせないほどスムーズです。

しかし、ちょっと後ろすぎるかなぁと思ってこれが気になっていました。

リアタイヤへの荷重が増えすぎると、ハンドリングに影響が出る可能性があります。

3回目:ちょうど中間位置で決定!

1番前の状態と2番目の状態が約10センチ位違います。

ちょうど中間位の5センチにならないものか、あれこれ考えて結局2箇所またキャリアに穴を開けました。

これで私の望むボックスの位置が決まりました。

ボックス1つ取り付け位置を決めるのは、なかなか難しいものです。

穴あけ加工のポイント

使用した工具

  • 電動ドリル
  • 3.5mmで小さな穴をあけ、6mmで再度穴を広げました
  • センターポンチ(位置決め用)
  • マスキングテープ(傷防止)

作業の流れ

  1. ベースプレートをキャリアに仮置きして位置決め
  2. センターポンチで穴の位置をマーキング
  3. 電動ドリルで慎重に穴あけ
  4. バリ取り(怪我防止のため)
  5. ボルト・ナットで固定

注意点

  • キャリアは鉄製なので、ドリルビットは鉄工用を使用
  • 穴あけ位置を間違えると修正が効かないので、慎重に
  • 貫通穴なので、裏側にもバリが出ることに注意

7. 実際に走ってみた感想

走行感覚:意外とスムーズ

取り付け位置を調整した後、実際に走ってみました。

後ろにボックスが付いていると感じさせないほどスムーズですが、少し後ろに下がると背中にボックスが当たります。

風の影響も思ったより少なく、安定して走れました。

内張りの効果:静かで快適

走行中、以前のGIVIケースで気になっていたケース内のカチャカチャという音が全くしません。

内張りの効果は予想以上で、荷物が飛び跳ねる音が気にならなくなりました。

これは長距離ツーリングでは大きなメリットです。

容量の違い:やっぱり大きい方が便利

42Lから57Lへの容量アップは、実用上かなり大きな違いでした。

  • フルフェイスヘルメット1個
  • レインウェア
  • 買い物の荷物(野菜など)

これらがすべて余裕を持って収納できます。

私の場合は、通勤に使用するので、革製のバッグやカッパなど濡れてはいけないモノが多数ありますので、どうしてもケースが必要になりました。

使い慣れてくると、ツーリングにも必要なモノがどんどん増えて、今より大きな容量のケースが欲しくなってしまうものです。

ヘルメット保管の安心感

登山に行く際、ヘルメットをケースの中にしっかり保管できるようになりました。

大きなザックは、パニアケースの上に固定できるのもメリットです。

  • 盗難の心配なし
  • 雨が降っても大丈夫
  • 砂埃で汚れる心配なし

この安心感は、何物にも代えがたいです。

8. まとめ:中国製パニアケースはアリか?

結論:コスパ重視ならアリ!

正直なところ、予想以上に満足しています。

中国製パニアケースのメリット

  • 価格が安い(GIVIの半額以下)
  • 内張り付きで静か
  • 専用ベースプレート付属
  • 容量が大きい
  • 実用上十分な品質

中国製パニアケースのデメリット

  • ブランドの安心感はない
  • 部品が壊れた場合、全体が交換になる
  • デザインの洗練度はGIVIに劣る
  • ベースプレートの取り付けに工夫が必要
  • 長期耐久性は未知数

こんな人におすすめ

中国製パニアケースがおすすめの人

  • コストパフォーマンス重視
  • DIYや加工が苦にならない
  • 実用性最優先
  • 初めてパニアケースを導入する

GIVIなどブランド品がおすすめの人

  • 信頼性・ブランド重視
  • 取り付けの簡単さ重視
  • デザイン性重視
  • 長期使用を前提としている

私の場合:状況に応じて使い分け

今回は事故による急な買い替えで、予算を抑える必要があったため、中国製を選びました。

結果的には、実用上は全く問題なく使えています。

ただし、メインバイクのFJR1300には、やはりGIVIの高級モデルを使いたいという気持ちもあります。

バイクの用途や予算に応じて、適切なケースを選ぶのが賢明だと思います。

今後の課題

今回のパニアケースが上手に使えるといいですね。

ただし、長期使用での耐久性はまだ未知数です。

  • ヒンジ部分の耐久性
  • ロック機構の信頼性
  • 紫外線による劣化

これらについては、今後も観察を続けて、また機会があればレポートしたいと思います。

あとがき

パニアケース1つ取っても、選び方、取り付け方、使い方——いろいろな工夫と試行錯誤があります。

ボックス1つ取り付け位置を決めるのは、なかなか難しいものですが、自分で工夫して取り付けたケースには愛着が湧きます。

皆さんそれぞれ選択基準がありますよね。

私の場合は、実用性と価格のバランスを重視しました。

あなたのバイクライフに合った、最適なパニアケースが見つかることを願っています。

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この記事を書いた人

18歳で中型自動二輪を取得し、4台のバイクを乗ってきました。
バイクは「ツーリング」を最も楽しんでいます。

地図を見て、その地に向かう。
バイクで少しばかりの冒険を楽しんでいます。

私が行ったツーリングコースが、皆様の次の冒険先になるようにとこのブログをはじめました。

バイクで冒険に出かけましょう。

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