私の場合、長距離のツーリングプランはひと月前には行き先と行程がある程度決まっています。
特に、お得な宿に泊まるとか、フェリーの予約が必要だとか、お得な高速道路のプランがあるなどは、早目に予定を決めてしまった方がいい場合が多いです。
今回ご紹介するのは、NEXCO各社が提供している「ツーリングプラン」のご紹介です。
NEXCO各社のETC二輪車限定ツーリングプランは、2025年のバイクツーリングシーンに新たな風を吹き込む画期的な企画です1。全国22コースという豊富な選択肢が、これまでにない冒険への扉を開いてくれます。
高速道路が大幅割引?!新しいツーリングスタイルの可能性!
従来のツーリングでは、高速道路料金を気にして一般道メインのルートを選ぶライダーも多かったのではないでしょうか。
しかし、このツーリングプランにより「高速道路を使った効率的な移動」と「現地での充実した時間」を両立できるようになりました。
大幅割引により、より遠方に時間をかけずバイクツーリングができます。
例えば、九州の「熊本・宮崎・鹿児島コース」なら3日間4,600円で九州南部を縦横無尽に駆け抜けることができます。
朝一番で熊本を出発し、高速道路で一気に宮崎まで移動、そこから海岸線を楽しんで鹿児島へ行くことも可能になります。
翌日は桜島を眺めながら指宿方面へ足を延ばし、最終日は霧島連山を望みながら熊本へ戻るなんて、こんな贅沢なツーリングが現実的な料金で実現できるのです。
発見の連続が待っている
北海道の雄大な景色を3日間6,100円で満喫できる道南・道北コースや、道南・道東コースは、北海道を目指すライダーにとって憧れの的です。
フェリーでの移動費用を考えると、現地での高速道路利用料金が定額になることの恩恵は計り知れません。
東海北陸道・北陸道コースでは、飛騨高山の古い町並みから富山湾の新鮮な海の幸、そして金沢の兼六園まで、山と海の両方を楽しめる贅沢なルートが3日間5,100円で実現します。
季節ごとの新しい楽しみ
4月から11月(北海道は10月)までの長期間設定により、季節が変わると同じコースでも全く違った表情を楽しめます。
春の桜、夏の新緑、秋の紅葉。
中央道・東海北陸道コースなら2日間2,000円という破格の料金で、信州の美しい四季を何度でも訪れることができます。いってみたい!
特に秋の上高地近くや乗鞍高原の紅葉は、バイクだからこそ味わえる感動的な体験となるでしょう。
新たな自分との出会い
これまで「遠すぎる」「料金が高い」と諦めていた場所への扉が開かれることで、新しい自分自身を発見する機会も生まれます。
東北・三陸コースで震災復興の力強さを肌で感じたり、四国の香川・徳島・高知コースでお遍路文化に触れたり。
バイクツーリングは単なる移動手段ではなく、人生を豊かにする体験そのものになるのです。
未来への期待
2025年のこの取り組みが成功すれば、来年以降もさらに充実したプランが期待できます。
新しいコースの追加や、より細かなエリア設定、さらには他の交通機関との連携など、可能性は無限大です。
今年のツーリングシーズンは、きっと多くのライダーにとって特別な年になるでしょう。
NEXCO各社のツーリングプランという新しい選択肢を手に、これまでにない冒険の旅に出かけてみませんか。
きっと、想像以上の感動と発見が待っているはずです。
NEXCO各社が実施している2025年のツーリングプラン
NEXCO各社が実施している2025年のツーリングプランは、全国22コースが設定されています。
対象期間は2025年4月1日(火)~11月30日(日)で、
北海道のコースのみ2025年4月1日(火)~10月31日(金)となっています。

詳細は下記のリンクよりNEXCO各社のホームページでご確認ください。
NEXCO東日本(サービス名:ドラ割)
※NEXCO東日本様のサイトはリンクが貼れない為、検索をお願いします。
北海道エリア(NEXCO東日本)
①道南・道北コース:3日間 6,100円
②道南・道東コース:3日間 6,100円
東北エリア(NEXCO東日本)
③東北・三陸コース:2日間 3,800円
首都圏エリア(NEXCO東日本)
④関越道・東北道コース:2日間 3,000円
⑤東北道・常磐道コースミニ:2日間 2,500円
⑥東北道・常磐道コースワイド:3日間 5,100円
⑦東関東道・館山道コース:2日間 2,500円
NEXCO中日本(サービス名:速旅)
首都圏・中京圏エリア(NEXCO中日本)
⑧首都圏 東名・中央道コースミニ:2日間 2,500円
⑨首都圏 東名・中央道コースワイド:2日間 3,900円
⑩中京圏 東名・中央道コースミニ:2日間 3,600円
⑪中京圏 東名・中央道コースワイド:3日間 6,000円
⑫伊勢道コース:2日間 3,100円
⑬東海北陸道・北陸道コース:3日間 5,100円
⑭中央道・東海北陸道コース:2日間 2,000円
NEXCO西日本(サービス名:みち旅)
関西エリア(NEXCO西日本)
⑮名神・北陸道・京都縦貫道コース:2日間 3,600円
⑯中国道・山陽道・播但道コース:2日間 3,100円
⑰阪和道コース:2日間 2,500円
四国エリア(NEXCO西日本)
⑱香川・徳島・高知コース:2日間 3,100円
⑲愛媛・高知コース:2日間 3,100円
九州エリア(NEXCO西日本)
⑳熊本・佐賀・長崎コース:2日間 3,100円
㉑熊本・大分・福岡コース:2日間 3,100円
㉒熊本・宮崎・鹿児島コース:3日間 4,600円
申し込み方法と特徴
各コースは対象エリア内の高速道路が定額で乗り降り自由となる企画割引商品で、利用日時や区間によっては通常料金の半額程度になります。
最も安価なのは中央道・東海北陸道コースの2,000円(2日間)で、最も高額なのは北海道の各コースの6,100円(3日間)となっています。
申し込みは各NEXCO会社の公式WEBサイトで事前登録が必要ですが、走行直前でもスマートフォンから申し込み可能で、利用前のキャンセル料金はかかりません。
申し込み先
NEXCO東日本:「ドラ割」(北海道・東北・首都圏の一部)
NEXCO中日本:「速旅」(首都圏・中京圏の一部)
NEXCO西日本:「みち旅」(関西・四国・九州)
その他、注意点
申し込み・キャンセルに関する注意点
事前申し込みが必須で、NEXCO各社の公式WEBサイトでの会員登録とプラン申し込みが必要です。
走行直前でもスマートフォンから申し込み可能ですが、当日の天候判断で急遽キャンセルする場合は、高速道路利用前までにキャンセル手続きを完了させる必要があります。
申し込み時に登録したETCカードとETC車載器管理番号の組み合わせでのみ利用可能で、異なるカードや車両では適用されません。
料金・適用に関する重要な注意点
通常料金の方が安い場合があるため、事前にNEXCO各社の公式WEBサイトで利用予定経路の料金を必ず確認してください。
私も、安いと思って申し込んだのですが、休日割引が適用される日だったので、通常料金の方が安いということがありました。
金額は十分に確認しましょう!
特に短距離利用や深夜割引が適用される時間帯では、ツーリングプランよりも通常料金の方が安価になる可能性があります。
対象エリア外を走行した場合は別途料金が発生します。
例えば、ツーリングプラン対象エリア外120kmと対象エリア内50kmを連続走行した場合、対象エリア外の120km分については別途通常料金が請求されます。
利用時間・期間の制限
利用開始日の0時から利用終了日の24時までが基本的な利用可能時間ですが、当日申し込みの場合は申し込み完了時点からの適用となります。
日をまたいでの走行時は特に注意が必要で、本線料金所やジャンクション、ETCフリーフローアンテナなど、入口・出口以外の料金所でも時間判定が行われます。
利用終了日の翌々日までに出口料金所を通過しなかった場合、プランが適用されません。
車両・装備に関する注意点
ETC無線通信により高速道路を走行可能な二輪車のみが対象で、ETC車載器が正常に作動することが前提条件です。
二輪車は風雨などの天候による影響を受けやすく、事故の際に体を守るものがないため、ちょっとした事故でも重大事故につながる可能性があります。
高速道路利用前には必ず天気予報をチェックし、悪天候時は無理をしないことが重要です。
他の割引との重複適用
二輪車定率割引とツーリングプランを同じ日に申し込んだ場合、ツーリングプラン対象エリア内ではツーリングプランが優先適用され、対象エリア外では二輪車定率割引の要件に合致すれば二輪車定率割引が適用されます。
キャンセル手続きの重要性
プラン申し込み後に利用しない場合は、必ず高速道路利用前にキャンセル手続きを行う必要があります。
キャンセル料金はかかりませんが、手続きを怠ると不要な料金が発生する可能性があります。
これらの注意点を事前に確認し、安全で経済的なツーリングを楽しんでください。
特に天候判断と料金比較は、出発前の必須チェック項目として覚えておきましょう。
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