久しくバイクから離れていた日々。
ふとしたきっかけで訪れた休日の自由時間は、ライダーにとって何よりの贈り物です。
今回は、福岡市近郊から出発し、午前中から午後2時までという限られた時間の中で、いかに信号を避け、山の息吹を感じながら走れるか。
そんな大人の我儘を叶える、七山・古湯・三瀬を巡るルートをご紹介します。
今回のコース概要
このルートの最大の魅力は、市街地の喧騒を瞬時に脱ぎ捨て、表情豊かな山のワインディングを繋いで走れる点にあります。
特に福岡市西側から佐賀県へと抜ける道筋は、ベテランをも唸らせる変化に富んだ景観が次々と現れます。

福岡市内 → 日向峠 → 県道49号線(大野城二丈線)→ 西九州自動車道 → 福ふくの里 → 藤川二丈線(白木峠)→ 七山 → 池原古湯線(県道278号線)→ 古湯 → 嘉瀬川ダム → 北山ダム → ベルボアーズ → 三瀬峠(旧道)→ 曲渕ダム → 福岡市内
妻に静かな時間を、自分にツーリングを
妻が体調を崩してしまい、ゆっくり休みたいとのことで、出かけてくれると助かるとのこと。
それならばと、静かな環境を作ってあげるために家を出ることにしました。
夕方に予定があったので、できれば午後2時頃には戻りたい。そんな条件でコースを考えました。
信号が少なくて、渋滞もなく、山の中を気持ちよく走れるルート。
七山から古湯、嘉瀬川ダム、三瀬峠を巡るコースがすぐに思い浮かびました。
行き先は決まったものの、なんだかんだと準備に時間がかかってしまい、出発は10時半を過ぎた頃になってしまいました。

日向峠〜県道49号線で糸島平野へ

少し混み始めた市街地を抜けて、日向峠の方向へ向かいます。

日向峠に向かう途中、セブンイレブンの交差点を過ぎるとそこからは信号が極端に少なくなります。
ライダーならご存知のあの解放感です。

日向峠では前に車がいたのでゆっくりとしたペースで走りました。
所々に桜の花が咲いていて、山の緑の中に淡いピンクが映えてとても美しかったです。

峠を下りて、大野城二丈線、県道49号線をまっすぐ走ります。
広い糸島平野の中を走り抜けるこのルートは、鋭いカーブこそありませんが、のんびりとしたツーリングには最高の道です。

道路脇の直売所でキャベツ100円をゲット!
出かける前に妻から買い物リストを渡されていました。その中にキャベツがありました。
どこか道の駅にでも寄ろうかと考えていたところ、一貴山を過ぎたあたり、西九州自動車道に合流する少し手前で「キャベツ100円」という看板が目に飛び込んできました。

思わず引き寄せられてバイクを止めると、収穫したばかりのような瑞々しいキャベツが並んでいます。
迷わず一つ購入。こういう偶然の出会いがツーリングの楽しさのひとつですね。
福ふくの里で春の菜の花畑を満喫
そこから西九州自動車道に乗り、福ふくの里に立ち寄りました。
インターを降りてほどなく到着です。

施設の北側には菜の花畑が広がっていました。
シーズンの終わりに差しかかっているのか、以前より少し量が減ったようにも見えましたが、それでも一面に広がる黄色い花はやはり美しかったです。

トマト、キャベツ、ブロッコリー、不知火をカゴに入れてバイクに戻りました。荷物がずいぶん増えてきました。
福ふくの里
・住所:〒819-1631 福岡県糸島市二丈福井6333
・電話:092-326-6886
・営業時間:9時00分~17時00分
・定休日:なし
藤川二丈線(白木峠)〜七山へ

福ふくの里を出発して、202号線の旧道を少し走り、福吉の駅を過ぎたあたりで左手に折れます。
藤川二丈線という道で、山の中を通って七山方向へ抜けるルートです。

西九州自動車道の下をくぐり、少しずつ高度が上がってくると、前方に連なる山々が美しくて、その先にゆるやかなカーブが続くワインディングが現れてきます。

気持ちのいい道ですが、路面状況はあまり良くなく道幅も広くないので、飛ばして走る道ではありません。
山の空気を感じながらゆっくり走り抜けるのが正解です。
白木峠を越えると福岡セブンヒルズゴルフクラブが見えてきて、そこから下りになります。
田舎道を下るイメージでコーナーをこなしていくと、やがて国道323号線に突き当たります。この辺りが七山です。
池原古湯線(県道278号線)〜古湯へ
国道に入って次の交差点を右折します。

どこで知った道かはっきり覚えていませんが、気がつけばツーリングのたびに使うようになった道です。
坂道を登るとしばらく適度なカーブが続きます。

集落の間を抜けていく道なので、スピードを出すのは控えましょう。
しばらく進むと2車線が1車線へと細くなり、落ち葉や枯れ木が道路に散らばって一気に林道の雰囲気に変わります。
大きめの倒木が出ていることもありますし、対向車が来る可能性もあります。慎重に走りましょう。

この区間を抜けると木々の様子が変わり、少し視界が開けてきます。
ここから池原古湯線、県道278号線に入ります。
ほとんど車と出会わない静かな道ですが、路面には砂が浮いていたり落ち葉が残っていたりするので油断は禁物です。

北天グリーンロードとの交差点を過ぎてまっすぐ進むと、古湯の交差点に出ます。
嘉瀬川ダム〜しゃくなげ広場で記念撮影
古湯の交差点から左折して嘉瀬川ダムの方向へ向かいました。
いつもはしゃくなげの里に立ち寄るのですが、今日は時間が気になります。
しゃくなげ広場の前でバイクと一緒に写真を撮り、嘉瀬川ダムの上でも一枚。

そのまま東側の道路を走り、北山ダムの方向へ向かいました。

嘉瀬川ダム・しゃくなげ広場
・住所:〒840-0522 佐賀県佐賀市富士町大字畑瀬1−31
・アクセス:古湯温泉方面から国道323号線を経由
・備考:しゃくなげ広場
北山ダム湖畔の満開の桜でUターン
北山ダムの横を通り過ぎようとしたとき、満開の桜並木が目に飛び込んできました。
思わずそのまま通り過ぎてしまいましたが、「この季節にしか見られない」と気がついてUターン。
バイクを桜の前に停めて記念撮影をしました。正解だったと思います。

ベルボアーズでパンを購入

北山カントリークラブの近くにあるパン屋さん、ベルボアーズに立ち寄りました。
ここは以前から気になっていたお店で、ツーリングの帰りに寄るのにちょうどいい立地です。焼きたてのパンを購入して、バイクに戻りました。
ベルボアーズ(BELL BOIS)
・住所:〒842-0303 佐賀県佐賀市三瀬村杠字浦田656−1
・営業時間:9時00分~17時00分
・定休日:月曜日(その他も不定休あり)
・備考:北山カントリークラブ近く。
懐かしの三瀬峠旧道を越えて帰路へ
その後は三瀬峠の旧道を通って帰ります。


昔よくこの峠を走ったことを思い出します。
あの頃のように飛ばして走ることは今はしませんが、この峠道が今も残っていることがありがたいと感じます。
懐かしい気持ちを胸に峠を越えて下り、曲渕ダムの横を通って自宅へ戻りました。
まとめ|春の福岡・佐賀ツーリングは最高でした
天気にも恵まれた、とても満足のいくツーリングになりました。
今回のコースの見どころをまとめると次の通りです。
・日向峠と県道49号線:信号が少なく市街地からすぐに山の空気に切り替わる定番ルート
・藤川二丈線(白木峠):交通量が少なく、自分のペースで走れる隠れた山岳ルート
・池原古湯線(県道278号線):ほぼ車に会わない、静かな林間ドライブ
・北山ダム湖畔の桜並木:春のシーズンにしか見られない絶景
・嘉瀬川ダム:ダム湖の眺めが素晴らしく、撮影スポットとしても人気
午後2時前には自宅に戻れて、計画通りのツーリングができました。春の桜を眺めながら、山間の道を気持ちよく流す。
こういう日が続けばいいなと思いながらバイクのエンジンを切りました。
YouTube動画
YouTubeに動画をアップしました。
電池切れでカメラを交換したのですが、音声に「風きり音」が入ってしまい、お聞き苦しいかもしれません。

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