波戸岬を目指してクロスカブ110で走った今回のツーリングは、海と山の景色が一度に味わえる200kmのロングコースでした。
カブは街中では軽快ですが、長距離となるとどうしてもパワー不足が頭をよぎります。
ところが実際に走ってみると、ギアを丁寧に扱いながら登りを越えていく“あの感じ”が妙に心地よく、気づけば走ることそのものが楽しくなっていました。
呼子大橋からの絶景、風の見える丘公園の海景色、そして波戸岬で味わうサザエのつぼ焼き。
クロスカブだからこそ見落とさずに楽しめる景色と時間が、今回のルートにはしっかり詰まっています。
燃費は驚きの66km/L。
財布にも身体にも優しく、50代・60代のライダーでも無理なく楽しめる“等身大のツーリング”が味わえる一日でした。
ツーリングルート概要
今回走ったコースは、福岡市内から波戸岬を目指し、呼子や虹ノ松原を経由して海と山を両方楽しめるルートです。
総走行距離はおよそ200km。
日帰りで無理なく楽しめる距離ですが、峠道の急勾配や山間部の寒さもあるため、体力的には“中級向け”と言える内容でした。

出発は朝のセブンイレブン福岡金武店。
ここから日向峠を越え、県道49号を抜け、旧202号線の海岸線へと向かいました。
日向峠を越える頃にはバイクも私も少し慣れてきて、クロスカブ110の軽快さが際立ってきました。
これはなかなか行ける。
天候は晴れ。
海沿いの気温は穏やかでしたが、山間部は極端に冷え込む区間もあるため、寒暖差の大きさが今回のルートの特徴でもあります。
クロスカブ110は大型バイクのような余裕はありませんが、燃費の良さと扱いやすさは抜群。
急な上りでは3速・4速を行き来しながら登る必要がありましたが、そこが“クロスカブらしい味”でもあり、走っていて楽しい部分でもあります。
走行ルート・立ち寄りスポット紹介
ここからは、実際に走った順番に沿って、各スポットや印象に残った走行区間を紹介します。
セブンイレブン福岡金武店(集合)

仲間との待ち合わせにちょうど良い立地で、補給もできて便利なスタート地点です。
ここから山へ向かうワクワク感が高まり、気持ちが一気にツーリングモードへ切り替わります。
旧202号線の海岸線 → 浜崎海岸

日向峠を越えて県道49号を走り、旧202号線へ入ると、海の匂いが一気に濃くなります。
交通量も適度で走りやすく、クロスカブでも軽快に走れる区間です。
浜崎海岸ではバイクを止め、波が寄せる音を聞きながら10分ほど休憩しました。

長い虹ノ松原を前に、海の青さと風の優しさが心地よく、ここだけでツーリング気分が一段アップします。
虹ノ松原(国道347号線)
海岸線を離れ、松原の中を貫く一本道へ。
静けさに包まれる独特の雰囲気で、木漏れ日が道路に落ちてくる様子が魅力です。
制限速度は40km/hなので、アクセルを開けすぎず、松林の空気を感じながらゆっくり抜けるこの時間は、何度来ても飽きません。
呼子大橋 → 風の見える丘公園
東唐津から右折し、唐津城の前を通過して呼子方面へ向かうと、景色が一気に開けます。

呼子大橋は白いアーチが美しく、橋の上から眺める海と入り組んだリアス式海岸が印象的です。
風の見える丘公園では、眼下に呼子大橋を望む絶景が広がります。

潮の流れや地形の複雑さが立体的に見え、息をのむ風景でした。
波戸岬・サザエ小屋(昼食)
加部島漁港をぐるりと回り、再び呼子大橋を渡って波戸岬へ。
ここでのお目当てはもちろんサザエ小屋です。

名物のサザエのつぼ焼きとイカ焼きをいただき、ノンアルビールで喉を潤しました。

海を眺めながらの食事は格別で、クロスカブのんびり旅にはちょうど良い贅沢さでした。

波戸岬 → 厳木
波戸岬からは、信号の少ないルートを走って厳木方向に向かいました。
波戸岬を出発し、唐津呼子線(県道23号)を経由して厳木へ向かいました。

このルート、信号はほとんどなく快走路です。

厳木ダム → 北天グリーンロード
ここから先はクロスカブにとって少し手応えのある区間で、上り坂が続きます。


勾配がきつい場所では4速だとスピードが落ちていくため、3速に落として回転数を上げます。
ただ、3速にすると今度はエンジンが力いっぱい唸りを上げる。
この非力さも含めて楽しめるのがカブ旅の魅力でもあり、ライダーの腕の使いどころです。
「頑張れ」と声をかけたくなるような、クロスカブならではの登りでした。
登り切ると、北天グリーンロードに入ります。

このあたりは天山スキー場に近いだけあって、一気に空気が冷たくなります。
防寒対策はしていたものの、身体に刺さるような冷気で、冬の山道の厳しさを実感しました。
しゃくなげの里(休憩)
嘉瀬川ダムの手前が特に冷え込んでいて、この日一番寒かった場所でした。
手先が冷たくなり、ここで一度暖を取るため「しゃくなげの里」に立ち寄ります。
残念ながらコーヒー単品のメニューがなく、缶コーヒーを購入して手を温めました。
道の駅のように地元の物産品が並んでいましたが、今回は見ただけで出発。
冷えた身体には、この短い休憩でも大きな回復になります。
三瀬トンネルを抜けて帰路へ
しゃくなげの里を出て、東峠や奥山ダムのそばを通り、最後は三瀬トンネルへと向かいました。

交通量が多すぎず、適度に景色が開ける区間もあり、帰り道としては走りやすいルートです。
200km弱の行程でしたが、お尻の痛みも出ず、クロスカブでも十分に楽しめることを再確認したツーリングでした。
ツーリング詳細情報
使用したバイク:クロスカブ110

街中の扱いやすさはもちろん、郊外路やワインディングでも素直に走ってくれます。
急勾配だけはさすがに力不足を感じるものの、それも含めて「クロスカブならでは」。
燃費の良さと気軽さは他のバイクにはない魅力です。
かかった費用
・燃料代:454円(クロスカブの燃費のおかげで非常に安く済みます。)
・昼食代(サザエ小屋):サザエつぼ焼き、イカ焼き、ノンアルビールなど。
・休憩時のコーヒー:百数十円程度
走行距離
総走行距離は197km。
クロスカブでこの距離を走ると「長距離走ったなあ」という満足感があります。
燃費
今回の燃費は 66km/L。
長距離を走ってこの数字は驚きで、まさに“コスパ最強”。
と言いつつ、本当は70km/Lを越えてほしかった。。
それでも、これだけ走って3Lくらいしか使わないわけですから
クロスカブの強みがストレートに表れた結果です。
まとめ
良かった点
・海岸線と山岳路のどちらも味わえる贅沢ルート
・クロスカブでもしっかり楽しめる道のり
・絶景スポットが点在し、写真映えする場所が多い
注意すべき点
・山間部の冷え込みが厳しく、防寒必須
・急な上り坂でのパワー不足
・大型バイクの多い場所では気を遣うことも
体力的な負担
200kmという距離のわりには身体への負担は少なめ。
クロスカブの乗り心地の良さと、休憩ポイントの多さが効いています。
おすすめ度
気負わずに走れて、景色も食も満喫できるバランスのいいツーリングでした。
特に同世代のライダーには、無理なく達成感を味わえるルートとして非常におすすめです。
適した季節・時間帯
・空気が澄んだ秋冬が特に美しい
・朝出発すると帰路も余裕があり快適
同行者タイプ
・仲間ツーリングに向いているコース
・カブ主同士だと楽しさ倍増
・ソロでも景色をじっくり味わえる

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