春先になると、どうしても避けられないのが黄砂による汚れです。
しかし、まだ11月と言うのに、何度も黄砂がやってきています。
バイクも車も汚れてしまって洗車をするのが大変ですね。
屋外保管をしているクロスカブの場合、朝の時点で車体がうっすらと黄色くくすんでいることも珍しくありません。
放置してしまえば、砂やほこりが水分を含んで長時間こびりつき、サビや塗装劣化の原因になります。
だからこそ「汚れを育てない」ことが大切だと感じています。
今回は、黄砂で汚れたクロスカブを前に、改めて実践している私のメンテナンス方法をご紹介します。
使うのは、いつも作業ボックスに入れているフクピカストロングと、仕上げ用のCCウォーターゴールド。
どちらも手軽で扱いやすく、屋外保管のバイクでも短時間で新品のような状態に近づけてくれます。
実際に行っている手順に沿って、拭き上げから撥水コーティングまで10分程度で終わる“即効ケア”をまとめました。
クロスカブに限らず、日々のメンテナンスや通勤バイクにも役立つ内容だと思います。
黄砂到来。クロスカブが一気に汚れた日
黄砂が飛来すると言う天気予報を見ていましたが、一晩で車もバイクも黄砂をかぶってしまいました。
屋外保管のクロスカブは、どうしても影響を受けやすく、朝見てみると車体がうっすら黄色くくすんでいる日があります。
雨上がりならなおさらで、砂と一緒に水分が残ることで、汚れが乾いて固まり、金属部分にはサビのきっかけを作ってしまいます。
私自身、以前は「どうせそのうちまた雨が降る」と思って放置したこともありました。
しかし、放置するほど汚れは頑固になり、サビの進行を招く原因になると気づいてからは、早めの対処を心がけるようになりました。
汚れは時間をかけるほど強く育ってしまうものです。
今回の黄砂は雨と一緒に降ったもので、斑点のようにバイクに振りかかりました。

他にも、フェンダーや

メーター周りも

そして、ボディーまでも

比較的屋根の下に入っているボックスさえも

黄砂が降りかかり、雨が降ったようです。
こうなると、どうしても洗車がしたいのが心情と言うものです。
汚れは“時間で悪化する”。だからまず落とす
長くバイクに乗ってきて実感しているのは、汚れは放置すると必ず悪さをするということです。
砂やほこりは軽いものですが、水分と合わさるとしつこく張り付き、金属の隙間から腐食を進める厄介な存在になります。
特にクロスカブのように鉄部品が多いバイクは、一度サビが出ると広がりやすい傾向があります。
だからこそ「気づいたときに落とす」という習慣が大切だと考えています。
私の場合、普段からすぐに作業へ取りかかれるように、メンテナンス用のボックスに必要なグッズを入れて準備しています。
この“すぐに取り出せる”という環境作りが、継続のコツになります。
私が使っている“メンテナンスボックス”を紹介
私のメンテナンスボックスには、以下のものを常備しています。

・フクピカストロング
・CCウォーターゴールド
・作業用手袋
・コーティング用のウェス

ポイントは、掃除に必要なものが全部ひとまとめになっていることです。
バラバラに置いておくとせっかくバイクのところに行ったのに、なにかを忘れてしまうことが多々ありますが、ひとつのボックスに入れておくことで、黄砂や汚れに気づいた瞬間に取りかかれます。
ちょっとしたことですが、これが継続の大きな助けになります。
実践パート① フクピカストロングで全体を拭き上げる
まず最初に行うのが、フクピカストロングを使った汚れ落としです。

これはウェットティッシュのような感覚で使える便利なアイテムで、砂や泥、黄砂のような細かい汚れをしっかり拭き取ってくれます。

車体のプラスチック部分はもちろん、ハンドル周りの隙間、シート下、さらにタイヤのリムやスポークまで、気になる部分を一通り拭き上げていきます。
クロスカブ1台なら、フクピカストロング1枚でほぼ全体を掃除できるのが助かるところです。
ここまで仕上げれば、通常の汚れ落としとしては十分です。
拭き上げるだけでも、見た目はかなりスッキリしますし、汚れを長く留めないことでサビ対策にもなります。
ただ、私はせっかく掃除をしたので、もう一歩踏み込んだケアも行っています。
実践パート② CCウォーターゴールドで“撥水コーティング”
仕上げに使うのが、CCウォーターゴールドです。
ちなみに、私が使っているのは「お試しサイズ」という小さなボトルです。
車に使う訳ではないので、小さなボトルで十分ではないかと思います。
そして、詰め替え用のボトルを買って、なくなったら補充しています。

これはスプレーして拭くだけで撥水コーティングができるアイテムで、初心者でも扱いやすく、とても便利です。
使い方はとてもシンプルで、車体に軽くスプレーし、さらに拭き取りに使うウェスにも少量吹きつけて、全体をまんべんなく拭き上げていきます。
そうすると、自然な艶が出て、車体が一段明るく見えるようになります。
この「ほんのり艶が戻る感じ」が気に入っているポイントです。

さらに雨の日になると、CCウォーターの撥水効果で水玉がコロコロと弾かれ、その水玉が汚れを巻き込んで流れ落ちてくれます。
これがとても実用的で、日常使いのバイクほど効果を感じやすいと思います。
ここまでの作業時間は、フクピカでの拭き取りと合わせて、おおよそ10分ほどです。
短時間でできる割に、仕上がりはしっかりしていて、愛車を長く良い状態に保つための心強いケアになります。
まとめ 10分の習慣がバイクの寿命を変える
黄砂や雨にさらされる屋外保管のバイクでも、ちょっとした習慣で状態は大きく変わります。
汚れは放置すれば勝手に悪化していきますが、逆に早めに落としてしまえばサビの進行を抑え、車体へのダメージも最小限にできます。
フクピカストロングで汚れを取り、仕上げにCCウォーターでコーティングする。
この2ステップを覚えておくだけで、普段使いのバイクでもキレイな状態を維持できます。
クロスカブのように鉄部品の多い車種には、特に効果的です。
短時間でできて、効果が長く続く。
そんな実用的なメンテナンス方法として、日常のバイクケアに取り入れていただければと思います。

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