1時間で体感する極上のリフレッシュ!福岡の街を見守る山で味わう「油山ショートクライム」

今回のコースの一部がこちらの地図です。

GPSログは、地図の道路上を外れていて、正確ではありませんが、ご容赦ください。

目次

「油山ショートクライム」はタイパ最高

我々世代のライダーにとって、休日のロングツーリングは格別ですが、仕事や家庭の事情でまとまった時間が取れないことも多々あります。

そんな時、「たった1時間で、心底リフレッシュできるツーリングはないものか?」と考えるのは私だけではないでしょう。

今回ご紹介するのは、福岡市街地から至近でありながら、最高の景色とちょっとした気持ちの良いワインディングを凝縮して楽しめる、早朝の油山を駆け上がるショートコースです。

職場の用事を早朝に済ませ、そのあとのわずか6kmの道のりが、私に大きな活力を与えてくれました。

早朝の油山は「心のストレッチ」

このルートの最大の魅力は、その時間効率の高さと得られる満足度のギャップです。

総走行距離わずか6km、所要時間1時間弱。

この「ちょい乗り」で、標高の高い片江展望台から、朝日に照らされ目覚めゆく福岡市のパノラマを独り占めできます。

体力的負担はほとんどなく、出勤前や午前中の用事の前に組み込める手軽さ。まるで硬くなった体をほぐす「心のストレッチ」のような、活力再生に最適なルートなのです。

「油山ショートクライム」は街から最も近い絶景アタック

出発地・目的地・総距離・所要時間

項目詳細
出発地福岡市南区(職場周辺)
目的地油山・片江展望台
総距離約6km(片道約3kmのショートクライム)
所要時間約1時間(走行時間+展望時間)

難易度・推奨時期・時間帯

項目詳細
難易度初心者〜中級者
推奨時期通年(特に空気が澄んだ秋〜冬の早朝)積雪時、凍結時は不可
時間帯早朝(7時〜8時台がベスト。交通量が少なく、空気が清々しい)

注意点(道路状況、混雑状況等)

路面: 標高が高くなるにつれて路肩に落葉や小石がある場合、路面状況も良くない所が多いです。
特に下りの際は、無理をせず速度を控えめに。

交通量: 早朝でなくても油山は市街地からのアクセス路も山道も非常に少なく快適です。

温度: 麓と山頂付近では体感温度が大きく異なります。
夏場でも、登頂中は涼しくても展望台では風で冷えることがあるため、薄手のインナーやウインドブレーカーがあると安心です。

「油山ショートクライム」軽快なワインディングを駆け抜ける

各区間の走行感想:車通りの少ない快適ロード

今回のルートは、福岡市南区から油山へ向かうルートです。

浄水場から中間地点(油山観音前)まで

道路状況: 舗装状態はほぼ良好で、適度な低速コーナーが連続します。

交通量と走りやすさ: 市街地を抜けて山道に入ると一気に交通量がゼロに近くなります。
対向車を気にすることなく、軽快にリズムに乗った走りを楽しめますが、あまりスピードは出せません。

景色の変化と見どころ: 市街地の住宅街を抜け、深い緑に包まれる瞬間は、まさに「非日常への入り口」です。
浄水場の横を通り過ぎると、涼しい山特有の空気に包まれます。

注意点: 市民の森の入口前を通過するあたりは、ウォーキングやジョギングの方も散見されるため、ライダー側が十分に配慮し、速度を落としましょう。

今回はまだ門が閉まっていました。

油山観音前から片江展望台まで

走行感想: この区間はさらに勾配が増し、タイトなカーブも現れますが、路面状況はドライで安定していました。
車体が軽いバイクであれば、ヒラリヒラリと気持ちの良いワインディングを堪能できます。

見どころ: 歴史あるお寺の荘厳な雰囲気の写真が撮れます。
観音様の手前で愛車を停め、緑を背景にした一枚は、落ち着いた大人のツーリングにぴったりの絵になります。

すべては「あの景色」のために

絶景ポイント(最重要スポット):片江展望台

何人も大きなレンズが付いたカメラを持っておられますが、これはこの片江展望台が「油山エリアでハチクマの秋の渡り」が観察できる日本有数のスポットとして知られており、毎年多くの観察者とカメラマンが集まるそうです。

観察の時期は例年9月下旬〜10月上旬で、晴れて風の弱い日に上昇気流に乗る群れ(鷹柱)が見られるそうです。

目的達成の瞬間: ここが今回のハイライトであり、最高の褒美です。
早朝、展望台に到着した時、目の前には徐々に活動を始める福岡市の街並みが一望できます。
博多湾、福岡タワー、ドームなど、見慣れたランドマークが、この時間帯にだけ見せる静寂と生命力の両方を秘めた姿は圧巻です。

おすすめ: コーヒーを淹れた水筒を持参し、この景色を眺めながら一杯飲む時間は、何物にも代えがたい「大人の贅沢」です。私はさっさと帰ってきてしまいました。

帰りのルート: そのまま東油山方面へ降りるダウンヒルも非常に楽しいコースです。
朝の爽やかな空気の中、東油山方面へ向かっていくにつれて、視界が開け、また違った山の景色を楽しめます。

「油山ショートクライム」大人のライダーに響くポイント

良かった点

抜群のタイパ(時間対効果): わずか1時間で、これだけのリフレッシュ効果と絶景が得られるルートは他に類を見ません。
朝の時間を有効活用でき、午後の活動に良いリズムを生み出せます。

最高の走行環境: 早朝のため、交通量が皆無に近く、自分のペースで、かつ安全にワインディングを楽しめました。
軽快なハンドリングのバイクであれば、まさに水を得た魚のように走れます。

体力的な負担ゼロ: 距離が短いため、長距離走行後の疲労感が全くありません。
体を慣らすための**「朝の運動」**として最適です。

注意すべき点

野生動物の可能性: 早朝は特に猪や鹿などの野生動物が路面に出てくる可能性があります。
カーブの先や見通しの悪い場所では、速度を上げすぎず、いつでも停車できる意識を持つことが重要です。

日中の混雑: 昼間になると家族連れや観光客の車が増えますが、走りやすさはあまり変わりません。

コストパフォーマンス

評価詳細
コストパフォーマンス★★★★★(星5つ:ガソリン代もほぼかからず、リフレッシュ効果は最大)

「油山ショートクライム」朝の1時間を投資せよ

総合評価

項目評価理由
おすすめ度★★★★★街から最も近く、短時間で絶景とワインディングを楽しめるため。
適した季節・時間帯通年・早朝涼しい空気と無交通が魅力。特に空気が澄んだ時期が最高。
同行者タイプソロ(断然推奨)自分のペースで景色を独占し、内省的な時間を過ごすのに最適。
再訪問の意欲高い毎週でも行きたい「心の栄養補給スポット」です。

再び油山へ

今回のショートトリップは、我々世代のライダーが日々の生活の中で、いかに「質を落とさずにリフレッシュするか」の答えの一つを示してくれました。

「仕事があるから」「時間がないから」と諦める必要はありません。

ほんの1時間、早起きして愛車を駆り出し、標高の高い場所から街の胎動を感じる。

その時間は、単なるツーリングではなく、人生の活力をチャージする貴重な投資です。

あなたも次の休日、あるいは出勤前の朝、油山への「ショートクライム」を試してみませんか。

きっと、その一日の充実度が全く違うものになるはずです。

YouTube動画を作りました。

今回は短時間ですが、動画を作りました。

油山の雰囲気だけでも味わって頂けるとうれしいです。

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この記事を書いた人

18歳で中型自動二輪を取得し、4台のバイクを乗ってきました。
バイクは「ツーリング」を最も楽しんでいます。

地図を見て、その地に向かう。
バイクで少しばかりの冒険を楽しんでいます。

私が行ったツーリングコースが、皆様の次の冒険先になるようにとこのブログをはじめました。

バイクで冒険に出かけましょう。

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