クロスカブ110乗りとしては気になるマフラーが発売されていたので、ご紹介いたします。

「トラッカーマフラー(クロスカブ110用)」は、見た目をトラッカースタイルに振りつつ、政府認証で日常使いしやすい音量と性能を両立したアップタイプのショートマフラーで、JA60オーナーのカスタム入門にも安心して勧めやすいマフラーです。
残念ながら私のJA45には対応していませんでした。

SP武川 トラッカーマフラーは、どんなマフラー?
トラッカースタイルをモチーフにしたアップタイプのショート形状で、サイレンサーエンドにはアルミ削り出しのエンドディッシュ(ブラックアルマイト)を採用したデザイン性の高いモデルです。
耐腐食性に優れたステンレス製エキゾーストパイプと専用プロテクターを備え、日常の雨天走行や通勤用途でも扱いやすい仕様になっています。
エキパイがステンレスというのはありがたいです。
マフラー位置が足元に近いので、プロテクターは必須でしょう。

対応車種と認証
対応はクロスカブ110 JA60(8BJ-JA60、JA60-1000001~)で、政府認証取得により一般公道走行が可能な保安基準適合品です。
近接排気騒音は83dB(A)で、ノーマル状態の車両を前提に認証が付与されています。
性能とフィーリングの狙い
SP武川独自のサイレンサー内部構造とエキパイ設計により排気効率を高め、出力性能の向上を狙うセッティングです。
エンジンを回した際に馬力が出るエンジン出力になっているようです。
通常時でも馬力の低下などは無いようなので、使いやすいマフラーと言えるでしょう。
内部の特殊構造は騒音レベルの抑制と経年での音質変化の少なさも意図されており、長く同じ質感を楽しめるのが特徴です。
音量と日常性
近接83dB(A)という数値は、政府認証らしい控えめで日常に溶け込む音量帯で、住宅街や早朝出発でも扱いやすいレベル感です。
ただ、決まった測定方法による音量なので、実際の音とは異なるので注意が必要です。
ショートタイプながらプロテクター装備やキャタライザー内蔵で、実用バイクとしての使い勝手も崩していません。

材質・構造
エキゾーストパイプはステンレス、サイレンサーはアルミボディにブラック仕上げのエンドディッシュという構成で、質感重視の仕立てです。
キャタライザー内蔵、エキゾーストガスケット付属と、取り付けに必要な基本パーツが同梱されるのも嬉しいポイントです。
価格目安と購入時期の目印
メーカー公表の税込価格は75,900円で、各ECでも同水準で流通しています(2025年9月時点の参考相場)。
ショップ在庫は変動するため、取り寄せ表記の場合の納期確認を推奨します。
取り付け時の注意
JA60用の政府認証を前提に設計されているため、他の吸排気やエンジンチューニングと併用する場合は認証条件外となる点に注意が必要です。
またSP武川の一部エンジンガードキットとは同時装着できない旨が案内されているため、ガード類との干渉有無を事前に確認しておくと安心です。
純正との違い(想定ポイント)
外観: アップタイプのショート形状と削り出しエンドで、純正よりスポーティな印象に変化。
音質/音量: 近接83dB(A)の範囲で、純正比で控えめな重低音寄りのキャラクターを狙った設計(政府認証・内部構造の説明からの位置づけ)。
走り: 排気効率向上を狙う設計でスロットルレスポンスの軽快感アップが期待できるセッティングです。
競合・類似との位置づけ
クロスカブ110(JA60)向けには、同社のスクランブラーマフラー等のアップタイプも存在しますが、トラッカーはショートかつエンドデザインの個性が強いモデルとして差別化されています。
価格帯は同社のJA60向け政府認証フルエキと同等レンジで、デザイン面の好みで選びやすい構成です。
こんな人におすすめ
政府認証で日常使いしやすい音量の範囲で、見た目とフィーリングを両立したいクロスカブ110(JA60)オーナー。
雨天や通年使用を想定し、ステンレスの耐腐食性とプロテクター装備を重視する実用志向のユーザー。
アップタイプのショートで、軽快な後ろ姿とカスタム感を強めたい人。
適切なマフラー選びにより、愛車のクロスカブ110がより一層楽しい相棒となり、ツーリングでの満足度が大幅に向上します。
カスタムスタイルと適度な排気音により、運転する喜びを再発見できるでしょう。
おすすめしないケース
すでに吸気・ECU・ハイカムなどで大幅にチューニングし、認証条件外の構成での性能最優先を考える場合。
極端に大きい音量やレーシーなサウンドを求める人(政府認証の83dB帯は静かめの設計)。
また、逆に音量が大きすぎて住宅街で気を使う結果となったり、逆に音が物足りなくて満足度が低くなるリスクもあります。
特定のエンジンガードキットと同時装着したい計画がある場合(干渉注意)。
購入前チェックリスト
車両型式がJA60(8BJ-JA60、JA60-1000001~)か確認。
現在の装着ガード・キャリア・サイドバッグステーとの干渉可能性を確認。
価格と納期(取り寄せ表記の場合)をショップに問い合わせ。
今後のカスタム計画(吸気・駆動系)と政府認証条件の整合を検討。
まとめ
SP武川の「トラッカーマフラー」は、JA60クロスカブの普段使いと見た目の両立を目指すユーザーにとって、扱いやすい音量・質感・価格バランスの政府認証フルエキです。

価格は高めですが、攻撃的なスタイル、適度な音量、優れた耐久性、充実した装備を考慮すると、50代・60代のライダーには最適な選択肢です。
ショートかつアップタイプの存在感、アルミ削り出しエンドの上質感、そしてステンレス採用とプロテクター装備による実用性が同居しており、初めてのマフラーカスタムにも向きます。
クロスカブ110用のトラッカースタイルマフラーはあまり多くはありませんので、この特徴的な外観は、ツーリング先で多くの注目を集めるでしょう。
マフラー選びは一度失敗すると、6万円から8万円もの出費が無駄になってしまいますので事前の十分なリサーチが必要ですね。
一方で、初期投資は高額でも、長期間使用できる品質を考慮すると、結果的にコストパフォーマンスが高くなります。
ヨシムラのアップマフラーとの比較
せっかくなので、私のバイクに取り付けているヨシムラのアップマフラーと、今回見つけたSP武川のトラッカーマフラーについて、比較してみた商品情報をお届けします。


機能面での違い
ヨシムラのGP-MAGNUM サイクロン TYPE-UP EXPORT SPECは、近接排気騒音が86dB/3,500rpmとSP武川(83dB)よりも若干大きめです。
しかし、アクセル開け始めから豊かなトルクを発揮する特性があります。
価格差とコスパ
ヨシムラは約5万円程度で購入可能で、SP武川より2万円以上安価です。
ただし、SP武川は専用プロテクターやアルミ削り出しパーツなどが充実しています。
使い勝手の比較
ヨシムラは実績があり、多くのライダーに支持されているという安心感があります。
品質重視で長く愛用したい方、攻撃的なスタイルを求めつつも実用性を重視する方、初期投資を抑えて確実性を求めるならヨシムラアップマフラーも良い選択です。
一方、SP武川は新しい技術と優れた質感で差別化を図っています。

今後の商品選びへのアドバイス
マフラー選びは単なるカスタムではなく、バイクライフをより豊かにする投資と考えてください。
私たち50代・60代のライダーには、品質と実用性を兼ね備えた製品が最も適しています。
攻撃的なスタイルとトルクフルな音により、クロスカブ110での新たな楽しさを発見できることでしょう。
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