今回の朝ツーリングは、糸島に注目の「神石(しんせき)」があると聞いて朝ツーリングで行ってみました。
しかし、いきなり出てきた「神石(しんせき)」とは何?
って思いますよね。
「神石(しんせき)」のご紹介もしながら、今回の朝ツーリングレポートをお送りします。
本日の目的地
糸島半島を1周してくるつもりででかけましたが、途中で目的地を変更しました。

この「神石(しんせき)」が注目されている理由は、いくつかの「奇跡的な出来事」とその神秘的な雰囲気、そして最近の社会現象が重なって注目されています。
「神石」が注目される理由
人気漫画『鬼滅の刃』の聖地として話題
神石(しんせき)は、漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎が修行中に頑張った巨石のモデルになったのではないかと、SNSやメディアで話題になりました。
強力なパワースポットとしての存在感
• 神石は外周約16メートル、高さ約4~5メートルの巨石で、竹林の中に見えるその姿は圧倒的な存在感を放っています。
しめ縄が掛けられ、参拝方法も定められており、「両手を広げて深呼吸し、パワーを授かる」という独特の参拝体験ができることから、スピリチュアルなパワースポットとしても人気です。
宝くじの高額当選など「奇跡」の連鎖
• 神石の近隣にある宝くじ売り場で、ロト7の1等10億円が当たるなど、「想定外」の幸運が続いたことも、さらに注目を集めるきっかけになったそうです。
これにより「ご利益がある」として参拝者が急増しています1。
長らく埋もれていた巨石の再発見
• 昭和30年代でみかん畑の開墾中に発見されるまで、神石は長い間土の中に埋もれていました。
近くに住んでいた人の話によると、この大きな岩は昔からこの地にあり、この岩の上部だけしか見えていなかったそうです。
神石の魅力・体験
• 神石の前では、指定された作法(両手を広げて深呼吸)でパワーを授かる体験ができる
• 竹林の中に現れた神秘的な巨石で、非日常感を感じられる
• アニメ・漫画ファンからパワースポット巡りの人まで、幅広い層が訪れている
神在神社の神石は、「鬼滅の刃」聖地化、パワースポットとしての強い存在感、そして地域で起きた幸運や再発見の物語が重なり、全国的に注目を集めています。
現在糸島を代表する「奇跡」と「ご利益」のスポットとして、老若男女問わず多くの参拝者が訪れています。
糸島ツーリングコース詳細

福岡市から気軽にアクセスできる糸島半島は、多くのライダーに愛されるツーリングスポットです。
今回はクロスカブ110で、のんびりと糸島の魅力を堪能するツーリングに出かけました。
海岸線の美しい景色とパワースポット巡りを目的に、朝から糸島半島を一周する計画で出発しました。
クロスカブ110の軽快な走りと燃費の良さを活かして、混雑する前の朝の時間帯を狙い、ゆったりとしたペースで自然豊かな糸島の魅力を発見する旅となりました。
日向峠~のんびり田舎道で糸島へ
福岡市から糸島方面に向かう際、多くのライダーが利用するのが日向峠ルートです。

国道202号線は交通量が多く、特に週末は渋滞も発生しやすいため、この峠道は地元ライダーだけでなく車の方も含めて「抜け道の定番」として利用されています。
峠道といっても急カーブや急勾配はそれほど多くなく、クロスカブ110のような小排気量バイクでも無理なく走ることができます。
峠を下りると畑の広がる田舎道を走ります。

朝の時間帯ということもあり、対向車も少なく、田舎道特有の静寂な雰囲気の中をのんびりと走ることができました。
道幅もそれなりにあるため、初心者ライダーでも安心して通行できるルートです。
周囲には田園風景が広がり、左手には雷山山系、右奥には加也山(糸島富士)が見えてきます。
スピードを出すようなルートではありませんが、景色を楽しみながら走るにはいい道でした。
神在神社の神石~知る人ぞ知るパワースポット
最近SNSなどで話題になっているパワースポット「神在神社の神石」を訪れました。
JR筑肥線「加布里駅」から徒歩約15分の住宅街の奥に位置する神在神社は、第28代宣化天皇の時代から続く歴史ある神社です。
住宅街の奥にひっそりと佇む神社で、観光地化されていない静かな雰囲気が好印象です。

まず神在神社(かみありじんじゃ)の本殿でお参りを済ませた後、境内の横から神社を出て裏手へ向かいます。

案内板に従って約260メートル歩くと、目的の「神石(しんせき)」に到着します。

以前は石の上部のみが地上に出ている状態だったそうですが、現在は周囲を掘り下げて神石の全貌を見ることができるようになっています。
実際に近づいてみると、想像以上に大きな石で、その存在感に圧倒されました。

「神石のお参りの仕方」という案内板もあり、正しい参拝方法を学びながらゆっくりとお参りすることができました。

パワースポットブームで注目されているとはいえ、私が訪問したのは朝だったので、他の参拝者はなく、静かに参拝できました。
神在神社
- 住所:福岡県糸島市神在801-1
- 連絡先:092-323-6650
- 参拝時間:参拝自由
- 駐車場:なし
- アクセス:JR筑肥線「加布里駅」から徒歩約15分
- 特徴:鬼滅の刃の聖地として話題のパワースポット。神石まで境内から徒歩約5分
- ターゲット層:パワースポット好き、鬼滅の刃ファン、歴史愛好家
- おすすめポイント:無料で参拝でき、神秘的な神石を間近で見ることができる
- 注意点:専用駐車場がないため、公共交通機関の利用推奨。神石までは竹やぶの中を歩くため、歩きやすい服装と虫除け対策が必要
芥屋海水浴場~夏の準備が始まる海岸
糸島の海岸線で人気の芥屋海水浴場を訪れました。
芥屋海水浴場は「日本の快水浴場百選」にも選ばれている美しい海水浴場です。
玄海国定公園に位置し、半月状の海岸のため波が穏やかで透明度の高い海が特徴です。
まだ海水浴シーズン前の時期でしたが、すでに海の家の建設が始まっており、夏に向けた準備が進んでいる様子が見られました。

残念ながら工事の関係で海岸まで近づくことはできませんでしたが、広々とした海岸線の美しさは遠目からでも十分に感じることができました。
本当は、砂浜を少し走りたかったのですが、工事関係車両がいたので、今回は断念しました。
近くには国の天然記念物である「芥屋の大門」もあり、例年3月中旬から11月は遊覧船で間近に眺めることができます。
幣の浜(にぎのはま)~迫力ある白波が印象的
芥屋から続く海岸線を幣の浜(にぎのはま)と呼びますが、この区間は海岸線を走ることができません。

松林の中を走る事になりますが、随分前にこの地域は松枯れに悩まされ、多くの松が切られてしまいました。

松林の中に入っていくサーファーを見ながら、どの程度歩けば海岸なのだろうと思っていましたが、松がなくなった時期に距離はそれほどでもない事がわかりました。
松林の中もまっすぐの道があり、これも気持ちがいいものです。

芥屋の大門と野北浜を結ぶ約6キロメートルにわたって続く幣の浜は、玄海国定公園を代表する白砂青松の海岸線です。
日本の「白砂青松100選」にも選ばれており、海と砂浜のコントラストが美しい景勝地として知られています。
穏やかな海も美しいですが、荒波が立つ日本海の迫力ある表情も見応えがあります。
唯一、幣の浜が見渡せる場所があり、そこから見ると、海は荒れ気味で白波が立っている状態でした。

波の音と潮風を感じながら、しばらく海を眺めて休憩しました。
クロスカブ110なら海岸近くまでバイクで乗り入れることができるため、海との距離感を近く感じられるのも魅力の一つです。

二見ヶ浦(ふたみがうら)~定番中の定番スポット
糸島ツーリングの定番中の定番スポット、二見ヶ浦(ふたみがうら)を訪れました。

福岡市からのアクセスの良さもあり、ライダーだけでなく多くの観光客で賑わう人気スポットです。

海の中にそびえ立つ夫婦岩は、何度見ても感動的な光景です。
若いころから数え切れないほど訪れている場所ですが、その度に新鮮な感動を覚えます。
夕日の時間帯は特に美しく、多くのカメラマンや観光客が訪れますが、朝の時間帯は比較的静かで、ゆっくりと景色を楽しむことができました。
駐車場も広く、バイクを停めるスペースも十分にあります。
お土産屋さんや食事処も充実しているため、ツーリングの休憩ポイントとしても最適です。

糸島半島東側海岸線~気持ち良い海岸線ライディング
二見ヶ浦から糸島半島の東側を走る海岸線ルートに出ると、静かな海岸線をゆっくり走る区間です。

道幅はそれほど広くなく、スピードを出すようなルートではありませんが、海を眺めながらののんびり走行も格別です。
クロスカブ110でも、波の音や海風を感じながらの走行を楽しむことができました。

カーブが連続する区間もありますが、見通しは良く、安全に走行できます。
途中には小さな漁港や海岸沿いのカフェなども点在しており、気に入った場所で気軽に停車して休憩できるのも、このルートの魅力です。
まとめ
今回のクロスカブ110での糸島ツーリングは、大型バイクでは味わえない魅力を発見する旅となりました。
海の波音や鳥のさえずり、風の音など、糸島の自然を五感で楽しむことができました。
特に神在神社の神石では、静寂な環境の中でじっくりとパワースポットの雰囲気を味わうことができ、繊細な体験でした。
また、クロスカブ110の燃費の良さにより、このくらい走っても燃料の心配をする必要がなく、純粋にツーリングを楽しむことに集中できました。
小回りが利き、取り回しも軽いため、狭い道でのUターンや駐車場での取り回しも楽で、気になるスポットがあれば気軽に立ち寄ることができました。
特に印象に残ったのは、神在神社の神石での体験です。
隠れたパワースポットで、静かな環境の中で心を落ち着けてお参りできたことは、今回のツーリングのハイライトでした。
観光地化されていない素朴な雰囲気が、かえって神秘的な体験を演出してくれました。
使った費用とコストパフォーマンス
今回のツーリングでかかった主な費用は以下の通りです。
燃料費: 約219円(往復約84km) クロスカブ110の燃費性能(約68km/L)により、燃料費は非常に安く済みました。
神在神社: 無料 お賽銭のみで参拝可能です。
二見ヶ浦: 駐車場は止めていませんので無料です。
その他: お土産代はなし、飲み物は持参なので無料です。
総費用: ガソリン代とお賽銭のみで約300円
一日かけて糸島半島を一周し、パワースポット巡りと絶景ライディングを楽しんで300円程度というコストパフォーマンスは非常に優秀です。
特に燃料費の安さは小排気量バイクの大きなメリットで、気軽にツーリングに出かけられる要因の一つです。
有料の観光施設がほとんどないため、自然の景色や神社仏閣を楽しむツーリングスタイルの方には、お財布に優しい旅となるでしょう。
感想
おすすめ度: ★★★★☆
今回の糸島ツーリングは、のんびりとした時間を過ごしたいライダーには非常におすすめできるルートです。
スポーツライディングを楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、景色を楽しみながらゆったりと走りたい方、パワースポット巡りに興味がある方、燃費を気にせずツーリングを楽しみたい方には最適です。
どのようなライダーにおすすめか:
- 初心者ライダー(道が分かりやすく、交通量も適度)
- 景色重視のツーリングを楽しみたい方
- パワースポットに興味がある方
- 友人同士でのんびりツーリングを楽しみたい方
今回は朝から昼過ぎまでのツーリングでしたが、夕日の時間帯の二見ヶ浦や幣の浜は行ってみたいです。
また、今回は素通りしたカフェや食事処にも立ち寄って、糸島グルメも楽しんでみたいと思います。
クロスカブ110での糸島ツーリングは、バイクツーリングの新たな楽しみ方を発見させてくれる素晴らしい体験でした。
ツーリング詳細情報
走行距離:84km
所要時間:約3時間
燃費:68.05km/L(ガソリン代:219円)
動画
動画も作成しましたのでご覧ください。
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