今年もウェビックの「阿蘇ツーリングラリー2025」に参加し、阿蘇・草千里と南阿蘇、大観峰を巡る1日ツーリングを走ってきました。
出発地は福岡市内、目的地は阿蘇・草千里を中心とした阿蘇地方。
総走行距離は約450km、全20カ所のチェックインを一気に制覇するルートです。
距離と標高差があり、体力的には中級レベルですが、途中に休憩スポットが多く、無理のないペースで走ることができます。
秋の阿蘇は、本来ならば朝晩の冷え込みと日中の爽快さが同居する季節なのですが、蒸し暑さはまだ残っていました。
総走行距離は昨年より少し少ないですが、1日で走る距離としては長めの約450kmあり、朝から夕方までをかけて全20カ所のチェックインを達成しました。
ツーリングルート概要
ルートの難易度は中級程度です。
長距離と標高差があるため体力を要しますが、そもそも信号が少ない上に、休憩ポイントが多く、ペースを保てば無理なく走行できます。
10月は気温が安定しており、コスモスや時期が遅ければ紅葉などの景観も楽しめます。
今回の訪問時はコスモスがちょっと、紅葉はまだまだでした。
最初のチェックポイントとして設定していた「ホンダ熊本ウェルカムパーク」がイベント開催日になっていて、大渋滞が発生していましたが、私はイベント開催を知りませんでした。
私はたまたま渋滞しない道を走って現地に行けたので良かったのですが、時間調整とルート確認を事前に行うのがおすすめです。
立ち寄りスポットと走行ルート
ホンダ熊本ウェルカムパーク
最初の目的地は「ホンダ熊本ウェルカムパーク」。
行ったことがないので、場所はよく把握していませんでした。
ナビに誘導されるままホンダ熊本ウェルカムパークの入口交差点に差し掛かると、なぜか大渋滞していました。
チェックインすることもできず、そのままバイクの列の流れについていきます。
なに?
この歓迎ぶり!

バイクの入場の列は別ルートで駐車スペースに進んでいて、まるで祭りのような熱気に包まれていました。

「何かがある」ことは間違いないです。
せっかくなので、少し見に行くことにしました。
この日は、偶然にも年に一度のイベント開催日だったそうで、その流れに巻き込まれてしまったわけです。
少し進むと列ができていて、これを並ばないといけないのかと思いましたが、並んでいる列は工場見学などの予約したひと、予約なしの人が並ぶ列でした。
工場見学は行ってみたかった。
入口入ってすぐの展示ブースではアールズギアのマシンがエンジンを吹かし、低音が響き渡っていました。
コンセプトバイクに仕上げてあるのでしょう。かっこいい。

CB1300SFもアールズギアがカスタムすると、こうなるんですね。

これはレプリカではなくて、本物?でしょうね。

キティちゃんバージョンのカブがありました。
販売されているんでしょうか?

HARKⅡは憧れのバイクでした。

こちらは世代ではないですが、かっこいいですね。

これは、V型の独特の音でしたね。

これも、なかなか実物が見られず、憧れのバイクでした。
今、見てもかっこいい。

GLシリーズはこんな形がベースなんですね。
ゴールドウィングの車両変遷は、ホンダファンにはたまらない空間です。

そして、こうなるのか。。

小一時間ほど滞在し、阿蘇ツーリングラリーを継続するために出発しました。
反対車線の長い列を横目に「運が良かった」と思ってしまいました。
たぶん、半日分くらいの楽しみを味わわせて頂きました。
大津町歴史文化伝承館
次は大津町歴史文化伝承館にチェックインしました。

オープン前だったため館内には入れませんでしたが、建物前で記念撮影をしてチェックイン。
そのまま道の駅大津の前を通過し、瀬田神宮へ。
瀬田神宮
ナビに案内されたから行けたけど、思ったよりも小さな神社でした。

瀬田神宮では安全祈願をしてから再出発しました。
まだまだ今日一日は長いので、旅の始まりに立ち寄ると、心が落ち着きます。
俵山交流館 萌の里
俵山のふもとにある「萌の里」では、朝のうちから多くの観光客でにぎわっていました。

駐車場は満車状態でしたが、バイクは端に誘導され、スムーズに停車できました。
コスモス畑の先に広がる南阿蘇の高原風景は、いつ見ても心が洗われます。
昨年はこの辺りで雨が降り出しましたが、今年は晴れ間が広がり、良かったです。
らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場
しかし、
しかし、阿蘇ミルク牧場へ向かう途中、雨が降り出しました。
また今年もここで雨か。。。
それでも路肩にバイクをとめるスペースもなく、木のしたを通りながら少しでも雨を避けて走りました。
阿蘇ミルク牧場が見えてきた頃、土砂降りへと変わりました。
どんどんジーンズに染みてくる雨。
しかも車は連なっていて、なかなか進まない。
なんとか軒下に逃げ込みました。

ここでカッパを着て、その先に出発しました。
確か、昨年もこの吉無田高原を走っているときに、雨が降っていたように記憶しています。
ここで転倒したらツーリングが台無しなので慎重に走りました。

やがて通潤橋に近づくにつれ、雨はやみ路面も乾いてきました。
通潤橋
昨年もチェックポイントになっていました。
今年は上の駐車場からバイクと一緒に通潤橋も撮影しました。

通潤橋の上を歩いている人もいました。
もう少し時間があれば、ゆっくりしたいところですが、そろそろ昼の時間なので、先を急ぎました。
道の駅 清和文楽邑
通潤橋の次は道の駅 清和文楽邑です。
ここでは、チェックインだけを済ませ出発しました。

道の駅 そよ風パーク
この辺りは昨年、土砂降りで走るのが大変でしたが、今年は曇り空。
雨が降っていないだけいいです。
道路も乾いていて、穏やかな気分で走行できました。
そよ風パークの看板前で写真を撮り、チェックイン。
少し休憩して次の目的地の高森へ向かいます。

高森湧水トンネル公園
山を抜けるトンネルが続き、視界が開けると高森の町並みが現れました。

展望台から阿蘇の稜線を眺めます。
写真では少し遠いですが、上から見下ろす広い高森の町並みは気持ちがいいです。
ほどなく、湧水トンネルに到着。

奥まで延びるトンネルの入口で記念撮影をしてチェックイン。
入口から先は水の流れる音とひんやりした空気が心地よい場所ですが、今回はスルーします。
白川水源
白川水源は相変わらず多くの観光客でにぎわっていました。
中に入れば清らかな水の流れが見えるのですが、今回は駐車場からチェックインしました。
前半のチェックポイントまであと少し。
道の駅 あそ望の郷くぎの(昼食)
昼食は「あそ望の郷くぎの」で頂きました。
ちょうど、チェックポイントも半分くらいで、休憩にもいい時間です。
昨年はカレーを食べましたが、今年は他のお客さんが食べておられるのを見て、「赤牛そぼろ丼」を注文。

テラスに出て、東側に向いたテラス席に座ると、南阿蘇の山並みを望む絶景が広がり、風が涼しく快適でした。

景色を眺めながら、ゆっくりと食事をして、身体を休めました。
これから草千里へと向かいます。

草千里ヶ浜
南阿蘇から「阿蘇パノラマライン」を登っていくと、途中に展望台があります。
この展望台「南阿蘇パノラマライン展望所」から見下ろす景色は、まさに阿蘇の象徴といえます。

標高が上がるにつれて気温が下がり、空気が澄んでいるような気になります。
登山道路を登り切ると火口付近に出て、右手が阿蘇山上です。
火口に向かって左手は無料駐車場ですが、その分、混んでます。
さらに進むと火口近くまで有料道をすすむことができます。
今回は火口を眺める駐車場で記念撮影して、次の目的地である草千里に向かいます。

しかし、草千里の駐車場に入る列は大渋滞。
草千里にもたくさんの方が歩いておられました。
人気の観光地ですね。

少し離れた場所でチェックインを試みるも、アプリが反応せず、結局駐車場のすぐ近くまで進んでようやく成功しました。
アプリの反応できる範囲を肌で感じた瞬間です。
阿蘇吉田線

草千里を後にして雄大な阿蘇の景色を見られる「阿蘇吉田線」を下って行きます。

ここはぜひ走ってほしいツーリングルートです。
素晴らしい景色がみれます。

個人的には、下りではなく上りで走ってほしい(今回は下りですが)

ASO MILK FACTORY
ASO MILK FACTORYで小休憩とチェックイン。
ASO MILK FACTORY〜大観峰
内牧温泉を抜け、大観峰へ登る道はゆるやかなカーブが続き、リズムよく走れます。

前方に車列があり思うように走れませんでしたが、それでも走るだけで心が晴れます。

大観峰
大観峰に到着すると、視界の奥に阿蘇五岳がくっきり。
これほどクリアに見える日は珍しく、思わずバイクを停めて眺めていました。

UBUYAMA PLACE
外輪山の尾根を走る区間は、草原が広がる絶景ロードです。

UBUYAMA PLACEまでは数台のライダーたちに並んで、私も一員のような気分でツーリングです。
UBUYAMA PLACEでチェックインして、瀬の本レストハウスに向かいました。
瀬の本レストハウス
瀬の本レストハウスではコーヒーを飲みながら小休止です。
さすがに後半は疲れがたまってます。

何度も通った場所ですが、やはりここは阿蘇ツーリングの定番ですね。
バイクも集まってくるし、ゆっくりと休憩もできるいい場所でした。

平野台高原展望所
瀬の本から近い平野台高原展望所は遠く阿蘇も見えます。
去年、初訪問した場所です。
筑後川の源流にもなっている場所、恋人の鐘?がありました。
空が近いというか、景色が広く見渡せていい場所です。

恋人の鐘?、もちろん鳴らしましたよ。

南小国町総合物産館きよらカァサ

その後、きよらカァサでチェックイン。
地元の野菜や特産品が並び、旅の最後に立ち寄るにはちょうどいいポイントです。

鍋ヶ滝
鍋ヶ滝は閉館時間が迫っており、今回は入場できませんでしたが、チェックインだけは無事完了。
豊作市場(ゴール)
最後の「豊作市場」に立ち寄り、20カ所のチェックインをコンプリートしました。

昨年はこの辺りでempty表示でしたが、今回は燃料にも余裕があり、福岡まで給油せずに帰ることができました。
お土産
日田で鳥のたたきと唐揚げを買ってお土産にしました。

高速道路では小雨に降られましたが、大きなトラブルもなく無事帰宅しました。
ツーリング詳細情報
使用バイク:FJR1300A
走行距離:447km
燃費:20.55km/L前後
費用:ガソリン代(3,611円)
・高速(都市高速560円、大宰府ー広川620円、日田ー大宰府(都市高速)1550円、
・昼食820円、コーヒー500円
合計など含め合計約7,661円
体力負担度:中程度
標高差が大きいため、朝晩の冷え込みに備えて防風インナーと雨具は必須です。
草千里や外輪山は風が強く、天候の変化が激しいため、ウェア選びが快適さを左右します。
ラリーポイント攻略のコツ
初めて参加する方に向けて、走行のポイントをまとめました。
・通信圏外ポイントに注意
草千里は通信状態が悪く、アプリでチェックインするには駐車場付近まで近づく必要があります。
数回トライしても反応しない場合は、場所を少し変えて試してみましょう。
・前半は早めのスタートを
熊本〜南阿蘇方面は交通量が増えやすいため、朝早くの出発が理想的です。
後半の外輪山〜小国方面は時間に余裕を持って進めば、景色を楽しみながら走れます。
・昼食タイミングを工夫
「あそ望の郷」や「瀬の本レストハウス」で早めの昼食を取ると、午後の行程がスムーズになります。
人気店は正午を過ぎると混雑するため、11時台がおすすめです。
まとめ
良かった点
・全20カ所を完走し、達成感のある一日になったこと。
・雨と晴れ、両方の阿蘇の姿を楽しめたこと。
・大観峰や草千里の絶景に改めて感動したこと。
注意点
・ホンダウェルカムパークのイベント日は渋滞必至。今回は知らずに行ったにも関わらず、スムーズでした。
・山間部は天候の変化が激しい。
・通信圏外でのチェックイン対策を忘れずに。
何度走っても阿蘇は新しい発見があります。
広い空と風の中で、自分のペースで走る時間こそが最高の贅沢です。
次の休みには、またこの道を走りたくなる、そんなツーリングでした。
YouTube動画
ブログよりYouTube動画の方が先に完成しました。
こちらもお楽しみください。
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